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2024年11月21日

1日80人超にコロナワクチン接種のプラーカ・中村クリニック

2021年06月26日

新型コロナウイルスワクチン接種の予約が取りづらくなっている新潟市の状況は、本号が店頭に並ぶ頃にも続いているに違いない。したがって本稿で紹介されたクリニックに本誌読者の予約が集中することが十分に予想されるが、関係者は「コロナ禍は国難です。覚悟はできています」(中村隆人・中村クリニック副院長)ときっぱり言い切る。36歳の若きドクターと彼を支える女性スタッフたちが満を持して立ち上がった。(※5月24日時点の取材に基づく情報により記事を構成しています)

 

当面は週504人のペースでワクチン接種

 

新潟市の75歳以上と、65歳以上で基礎疾患を持つ高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの個別接種が5月24日、市内の医療機関で本格的に始まった。

 

当日の午後1時半過ぎ、記者はJR新潟駅南口からほど近いプラーカ1の2階に入居するプラーカ中村クリニックに中村副院長を訪ねた。

 

ちょうどお昼休みに入った時間帯だったのだが、同副院長は当日午前中の新型コロナワクチン接種の実績を以下のように話した。

 

「今日は初日ということでスタッフもまだ慣れていませんので、混乱を避けるために予約を少なめに入れさせていただきました。それでも午前中の診療で約40 人の方々にワクチン接種することができました。午後の診療でも同様に約40人の方々に接種できる見通しです」(中村副院長)

 

一口にワクチン接種といっても個別接種と集団接種の2種類があることはよく知られている。公共施設などを会場にして行うのが集団接種、クリニックなどが行うのが個別接種で、いうまでもなく中村クリニックが行っているのは個別接種だ。

 

新潟市民にかぎらず、個別接種の予約の取りづらさに辟易とした人たちが多いに違いない。何度電話をしてもつながらないものだから、半ば諦めている人も多いのではないか。

 

多くの人たちがこのような苦い経験をしていることもあって、中村クリニックが1日当たり80人にワクチン接種をしたと聞いて驚いた向きも多いことだろう。

 

同クリニックはいうまでもなく大病院ではなく、正真正銘の個人が開業するクリニックだ。院長、副院長以下、女性スタッフら総勢十数名で診療等に当たっている。

 

にもかかわらず、なぜ1日当たり80人に対してワクチン接種できるのか? もっとも同クリニックは「当面は週に504人のペースで接種しますが、効率的に進めれば1日当たり最大120人に対するワクチン接種が可能」(中村副院長)とも話している。

 

読者が日頃世話になっているかかりつけ医が個別接種を行っていたとしても、その規模はこれほど大掛かりなものではあるまい。実際のところ1日当たり12人分や18人分の接種がやっとというクリニックが少なくないといわれている(※ファイザー製ワクチンは1バイアル瓶で6人分接種できるため多くの場合、接種人数は6の倍数となる)…続きは本誌

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