─ 30 歳年下の女性と失踪!60 歳夫の「老いらくの恋」 ─
2021年02月26日
「パチンコに行ってくる」と言ったまま夫が家出
今回の事件ファイルは今から10年ほど前に手掛けた調査案件です。比較的古い話ではありますが、登場する不倫カップルの男女の年齢差があまりにも大きく印象的であったためか、今でも記憶に残っている事件であります。
では、その“禁断の年の差不倫事件”の記憶を紐解くことといたしましょう。
下越地域にお住まいの佐竹恭子さん(仮名・58) は専業主婦をされています。ご主人との間にもうけた二人のお子さんはすでに立派な社会人になられているとのことです。
子育てを終えたシニア世代のご夫婦とあって、本来であればこの先の人生は「夫婦仲良く、穏やかに…」といきたいところですが、恭子さんはある重大な悩みを抱えていらっしゃいました。
当調査事務所を訪れた恭子さんは開口一番、こうおっしゃいました。
「実は主人が3週間前に失踪したのです…。“パチンコに行く”と言って家を出たきり、戻ってこないのです」(恭子さん)
ご主人の憲治さん(同・60)は20年近く勤めていた介護老人保健施設を2カ月前に定年退職されたそうで、家出をした時点では無職とのことです。いったいどうしたというのでしょうか?
恭子さんが憮然とした表情で続けます。
「家を出た翌日に主人からメールが送られてきました。いわく“心配しなくていい。探さなくていいから”と。要するに主人は女と逃げたんですよ」 (同)
恭子さんのお話が事実だとすれば、ご主人の憲治さんには愛人がいて、その女性と駆け落ち(?)をしたというわけです。しかも恭子さんは駆け落ち相手の女性が誰なのか目星がついているようであります。
恭子さんが話します。
「主人の浮気相手は東野有希(同・30)という女に違いありません。主人よりも30歳も年下の女なんですよ。年甲斐もなくまったくお恥ずかしい話です。
実はこの東野有希という女は主人が勤めていた同じ介護老人保健施設に勤務していた時期があり、職場の同僚の間
でも“あの二人はデキているに違いない”ともっぱらの評判だったようです。
私たちの住んでいるところは小さな町ですから、そんな噂は私の耳にも届くわけですよ。主人に問い詰めたところ、浮気の事実を認めるわけでも否定するわけでもなく、あやふやな言い訳をしていましたが、私は完全にクロだと思ったので、東野有希のもとに出向いて厳重に抗議したこともあります。
でも彼女は悪びれもしませんでしたし、そもそも認めもしませんでした。今から5年ほど前のことです」 (同)
過去にこうした込み入った経緯があることから今回、憲治さんが失踪するや否や恭子さんが「東野有希と一緒に逃げたに違いない」と確信したのはいうまでもありません。
事実、憲治さんが家を出てからほどなくして、別の介護施設に勤める関係者から恭子さんに以下のような情報がもたらされたといいます。
「オタクのご主人と噂になっていた元同僚の東野有希だけど、彼女は今、別の介護施設で働いているそうよ。ご主人が突然いなくなったそうだけど、あの女と一緒にいるに決まってるわよ!」(恭子さんの知人女性)
恭子さんが言葉に力を込めていいます。
「幸い、東野有希の勤務先が分かる知人がいて教えてもらうことができたので、その先の調査をお願いしたいのです。どうかよろしくお願いします」 (同)…続きは本誌