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2024年11月21日

塚田前参議院議員を狙い撃ちした日刊ゲンダイ掲載記事

2020年11月27日

新潟の政治家は狙われているのだろうか…。やけに雑誌メディアでの露出が多い。最多出場は石﨑徹衆院議員だが、塚田一郎前参院議員もそれなりの露出度だ。その塚田氏の衆院1区公認が協議されている時期を狙ったものか、昨年の「忖度発言」に続き一部メディアからバッシングされた。

 

スキャンダルの系譜

県民にとって有り難くないことなのだが、新潟の政治家はメディアにスキャンダルネタを提供し続けている。代表格は10月に自民党を離党した石﨑徹衆院議員だろう。離党のきっかけとなったのは元秘書に対する暴行で、これが略式起訴されたこと。同月末に罰金20万円の略式命令が出た。

 

4年前の3月、「週刊新潮」が放った同議員の「セクハラ、二股疑惑」は破壊力バツグンだった。「新潮」だけではなく「週刊文春」にも登場。セクハラ、パワハラと、石﨑議員はオールマイティの活躍だ。

 

2年前、当時の米山隆一知事に向けられた「文春砲」だが、詳しく申し上げるのもはばかられる内容だった。まさしく「前代未聞の仰天スクープ」で、この一撃で知事が吹っ飛んでしまった。その結果、ようやくまともな知事に就任願ったわけだから、県民にとっては結果オーライかも。

 

石﨑、米山に続いてしまったのが、塚田一郎前参院議員だった。昨年4月の「忖度発言」は未だ記憶に新しい。雑誌メディアのスクープではなかったものの、全国津々浦々にこの一件が浸透し、今も本人を悩ませている。やはり昨年4月「忖度ネタ」ではなく、塚田前参院議員の実母に関する借金問題が「週刊新潮」に掲載された。3選を目指した参院選前、「忖度発言」で謝罪行脚の真っ最中のことで、今となってはいささか気の毒な感じがしないでもない。

 

浪人の身となった塚田氏だが、7月に自民党新潟支部が会議を開き、同氏を石﨑議員に代わる1区の支部長、すなわち公認候補として推すことを決定した。この選考にノミネートされていたのは同氏のほか新潟市江南区の佐藤純県議、同市西区の高橋直揮県議だった。

 

塚田氏が党本部で二階俊博幹事長らと面会し、1区の支部長に就任したのは11月13日のこと。

 

「11月10日頃、党本部では1区の公認候補について協議していたようです」(在京の国会議員秘書)

 

まさにその時期だ。ネット上の「@niftyニュース」で11月10日を公開日とし、「日刊ゲンダイDIGITAL」の記事がアップされた。タイトルは「内規違反か? 政党交付金が政治家個人に寄付された異常事態」。この記事で「異常事態」とされたのが、塚田一郎前参院議員が支部長を務めた自民党の支部だった。…続きは本誌

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