実態は不人気 ”野望の城主”森民夫長岡市長に向けられる三白眼
2014年04月24日
〝生涯野望の人〞森民夫長岡市長が〝いよいよ次の知事選に出馬するのでは〞という噂が地元でまことしやかに囁かれている。一昨年の改選で無投票4選を果たし、新市庁舎「アオーレ」を完成させ、市民の圧倒的な支持を集めているのかと思われがちだが、
民からは意外なほどに人気がないのだという。(敬称略)
野望の帰着点は?
地元の某団体関係者からこんな話を聞いた。
3月某日に長岡市のホテルで開かれた、森民夫長岡市長の後援会「志民の会」の「新春の集い」での出来事。
例年3月に開かれる新春の集いでは、今年も300名近い出席者があったという。会の冒頭では、有力後援者である日本容器工業長岡事業所・代表取締役会長の渡辺四朗氏が挨拶をするのが恒例となっている。
前年の新春の集いで渡辺氏は、
「市長4期は長いという人もいるが、かつて黒川村の伊藤孝二郎村長は12期も務められ、数々の実績を残された。森市長も4期といわず、5期、6期と長岡市制を牽引していただきたい」という旨の挨拶をしていた。
ところが今年の挨拶は、少々トーンが違っていたようだ。
「素晴らしいアオーレ(長岡市庁舎)もできて、全国市長会の会長も3期にわたって務められ、あとは寺泊から佐渡に越佐トンネルを開通させるくらいしか、長岡市でやることは残っていないのではないか」というものだ。
「〝長岡市長としてやることが残っていない〟というのは長岡市長を今期で辞めて、次期の知事選あるいは国政選挙に打って出るという布石にも聞こえます。森市長が信頼を寄せる渡辺会長の言葉だけに、感じさせるものは十分ですよ」(参加者の一人)
確かに、近年の新潟知事選候補として森市長の名前が挙がることは度々だ。2004年にポスト平山県政をめぐって泉田裕彦現知事が初出馬した選挙でも、真っ先に名前が挙がったのは森市長であり、本人も意欲を明確にした経緯がある。…続きは本誌にて